ブログ

給与計算業務のお悩み(2024/1/22)

従業員の皆さんにとって非常に関心の高い「給与」。
支給日が待ち遠しく思われる方も、多いのではないでしょうか。

しかしながら、会社にとって負担になりがちなのが「給与計算」です。
毎月定期的に行われるこの業務ですが、単調に見えて、実は複雑かつ慎重に行わなければならない作業でもあります。

今回は、給与計算業務でのよくあるお悩みや、それを解決するための給与計算の代行・アウトソーシングのメリットをご紹介していきます。

目次


■給与計算業務における課題

(1)複雑な法規制と税制の変更

労働法や税法は頻繁に変更され、その内容が複雑です。これに迅速に対応しないと、法令違反のリスクが生じます。また、法改正が行われた場合、その変更点を給与計算に正確に反映することが難しく、適切な手続きを踏む必要があります。

(2)社会保険や年金の変更に追随する難しさ

法改正や変更があった場合、これに気付かないまま計算を行うと、誤った金額で社会保険や年金が計算される可能性があります。社会保険や年金の計算方法が変更された場合、これを手動で変更する作業が煩雑でエラーが発生しやすいです。

(3)データエラーやヒューマンエラーによるミス

従業員の給与計算を手作業で行っている場合、データ入力ミスや計算ミスが発生しやすくなります。エラーの発見や修正には時間がかかり、結果として労力とリソースの浪費が生じます。

(4)従業員の要望や給与体系への対応

従業員が育児・介護休業や短時間勤務を希望したり、休職することになったとき、これに対応するための柔軟性が必要です。また、賞与や昇給について従業員が不満を抱いていた場合、放置しておくと離職に繋がるかもしれません。


■給与計算の代行・アウトソーシングのメリット

(1)専門家の知識の利用

社会保険労務士は、労働法や税法などの法規制の変更に対応するための専門知識を有しています。最新の情報をご提供し、頻繁な法改正に対応することができます。

(2)リスクの軽減

法規制や税制の変更への対応がアウトソーシング先の責任となるため、企業はこれらのリスクを軽減できます。給与計算における法令順守の重要性を外部の専門家に委ねることで、法的なリスクを最小限に抑えることに繋がります。

(3)エラーの最小化

給与計算をアウトソーシングすることで、社内のエラーが最小化されます。自動化されたソフトと専門知識を持つスタッフが正確な給与計算を行うため、データエラーやヒューマンエラーのリスクが低減します。

(4)効率の向上

アウトソーシングにより、企業内のリソースを節約できます。従業員は給与計算にかかる時間を他の業務に集中でき、組織全体の効率が向上します。また、給与処理データを迅速に提供することができます。

(5)コスト削減

従業員を雇用して給与計算を行う代わりに社労士へ委託することで、従業員の給与・トレーニング・給与計算システムの維持などにかかるコストを削減できます。

(6)労務に関する柔軟性

給与計算作業のほか、賞与や昇給に関するご相談に応じます。未払い賃金の発生防止や労基法に違反しないよう、コンプライアンス対策も合わせてご支援いたします。給与計算から見えてくる労務問題をいち早く発見し、アドバイスや改善提案をさせていただくことが可能です。


いかがでしたでしょうか?

給与計算業務でお悩みの方、ぜひ一度、アウトソーシングを検討してみてください。


監修者:社会保険労務士 酌井敦史

酌井社会保険労務士事務所/合同会社メグリア代表
伊勢商工会議所にて企業の経営相談や労務管理に従事した後、2018年に社労士として独立開業。
得意分野である労働法務・給与計算業務を中心に、採用から退職までトータルに支援している。県外のお客様にはオンラインでの対応も精力的に行っており、地域No.1の人事労務の総合商社を目指す。

給与計算の代行・アウトソーシングなら、酌井社会保険労務士事務所にお任せください。
instagramfacebookLINE

ページトップ