ブログ

離職予測分析とは(2025/12/8)

こんにちは、酌井社労士事務所です。
今回は、近年注目されている「離職予測分析」についてご紹介します。

目次

(1)離職予測分析とは

離職予測分析とは、従業員の離職可能性をデータに基づいて予測する分析手法です。勤怠データや人事評価などを活用し、統計分析やAIモデルによって離職リスクの高い従業員を早期に特定し、適切な対策を実施することを目的とします。

近年、こうしたサービスを提供する企業が増加しており、注目度が高まっています。

(2)高品質なデータの重要性

離職予測分析の精度は、データの質と量に大きく左右されます。

例えば勤怠データでは、単に出退勤時間だけでなく、次のような項目も重要です。

  • 残業時間の推移
  • 遅刻・早退の頻度
  • 有給休暇の取得状況の変化

これらの変化は、離職の前兆として現れることがあります。 例:従来残業が多かった従業員が急に定時退社を続ける/有休申請が急増する など

ただし、これらの変化は組織文化の変化や制度見直しによっても発生するため、慎重に分析する必要があります。

(3)質的データの活用

定量データだけでなく、質的データの活用も欠かせません。

特に有効とされるデータ:

  • 従業員満足度調査
  • エンゲージメント調査
  • 退職者面談で得られる情報
  • 上司や同僚との関係性に関するヒアリングデータ

これらにより、従業員のモチベーションやキャリア展望を多面的に把握できます。 退職者の傾向分析と在職者の状況比較により、より正確な離職要因をつかむことができます。

(4)継続的なメンテナンスの必要性

精度の高い離職予測を行うには、継続的なデータメンテナンスが必須です。

たとえば:

  • 労働環境の変化に応じたデータ項目の見直し
  • 収集データの拡張(例:相談履歴・業務量など)
  • データ形式の標準化
  • プライバシー保護への配慮とガイドライン整備

離職予測分析サービスを利用しない場合でも、上記の視点は人事制度運用において有益であり、従業員理解や組織改善に活かすことができます。


社会保険労務士 酌井敦史

酌井社会保険労務士事務所/合同会社メグリア 代表

伊勢商工会議所にて企業の経営相談や労務管理に従事した後、2018年に社労士として独立開業。

労働法務・給与計算を中心に、採用から退職までトータルに支援。
県外企業にはオンラインで柔軟に対応し、地域No.1の人事労務の総合商社を目指しています。

労務管理や各種手続きに関するご相談は、酌井社会保険労務士事務所にお任せください!

InstagramFacebookLINE


ページトップ