離職票がもらえない・届かないとき|いつ届く?会社の発行義務と対処法
2026/6/30
「退職したのに離職票が届かない」「会社に頼んでも発行してくれない」——失業給付の手続きに必要な離職票が手元に来ないと不安ですよね。いつ届くのが普通か、会社の発行義務、もらえないときの対処法を整理しました。
結論
(要点)
離職票が手元に届く目安は退職日から10日〜2週間程度(会社→ハローワーク→会社→本人の流れ)。
退職者が希望すれば会社に発行義務あり(雇用保険法)。59歳以上は希望に関わらず交付が必要。
届かないときは、まず会社に催促し、それでもダメならハローワークに相談する。
離職票は、退職後に ハローワークで失業給付(基本手当)を申請するために必要な書類 です。会社が直接発行するのではなく、会社→ハローワーク→会社→本人 という流れで交付されるため、手元に届くまで少し時間がかかります。
一般的な目安は 退職日から10日〜2週間程度 です。流れは次のとおりです。
ステップ | 内容 | 目安 |
|---|---|---|
1 | 会社が離職証明書・資格喪失届をハローワークへ提出 | 退職日の翌日から10日以内 |
2 | ハローワークが離職票を発行し、会社へ返送 | 提出後 数日 |
3 | 会社から本人へ離職票を郵送 | 会社に届き次第 |
2週間を過ぎても届かない場合は、まず会社に状況を確認しましょう。手続き中なのか、未提出なのかで対応が変わります。
あります。退職者が交付を希望した場合、会社は離職証明書を作成してハローワークへ提出する義務があります(雇用保険法)。59歳以上で退職する人には、本人の希望にかかわらず交付が必要です。「うちは出さない」という対応は原則認められません。
まず会社に催促する。担当者の失念や郵送の行き違いも多いので、いつ発送したか確認します。
ハローワークに相談する。会社が手続きをしてくれないときは、住所地を管轄するハローワークに相談すると、会社へ提出を促してくれます。
離職票なしでも仮手続きができる場合があります。退職から一定期間が過ぎても届かないときは、ハローワークの判断で先に手続きを進められることがあります。
「自己都合か会社都合か(離職理由)」で給付の条件が変わります。離職票-2の離職理由欄は必ず確認し、事実と違う場合は申し立てができます。自己都合退職の給付制限は2025年4月から原則2か月→1か月に短縮されています。
退職が決まったら、離職証明書を期限内(退職日の翌日から10日以内)に提出することが、本人への早い交付につながります。会社側の手続きの流れは退職手続きガイドでも確認できます。
違います。離職票はハローワークが発行し失業給付に使う書類、退職証明書は会社が発行する「退職した事実を証明する」書類です。用途が異なります。
すぐ転職する場合は失業給付を使わないため離職票が不要なこともあります。ただし、転職が白紙になる可能性もあるので、発行しておくと安心です。会社側の手続きは 退職手続きで会社がやること も参考にしてください。
記事の監修者

酌井 敦史
しゃくい あつし
社会保険労務士/酌井社労士事務所 代表
全国社会保険労務士会連合会 登録番号 第23180049号
三重県社会保険労務士会 会員番号 第543号
1985年三重県伊勢市生まれ。2018年に社会保険労務士として開業。年間100社以上の労働相談に対応し、年間30件以上のセミナー講師を務める。給与計算・労働法務相談を中心に、三重県の中小企業を支援している。
本記事は2026年6月時点の情報をもとにした一般的な情報提供であり、個別事案への適合性を保証するものではありません。具体的なご相談は、お問い合わせフォームへどうぞ。